草來舎・会津展示会のご案内 終了致しました
8月27日(土)~9月2日(金)、3年ぶりとなる草來舎・会津展示会を開催します。
私達草來舎は、信州伊那谷の南端の泰阜村に、古式の登り窯を築窯して30年近くが経ちます。 泰阜村は陶土には恵まれていませんが、登り窯の薪となる赤松、灰の釉薬の原料となる草木やなども豊富な自然豊かな村です。
私達はその泰阜の自然の恵みを生かしながら作陶を続けてきました。
林檎園の剪定した林檎の木、無農薬の稲わら、里山の間伐をして得た赤松、それらの灰から伝統的な方法で丁寧に釉を仕立て、登り窯で三日三晩焼き込みます。
ガス窯や電気窯と違い、長時間、薪の炎をくぐった器は深い色合いを湛え、丈夫さも兼ね備えています。
日々の何げない料理や、野の草花などが似合う器です。
鉢やプレート、マグやポットなどの日常の食器と、酒器、花入れなど約300点を展示即売致します。
炎が渦巻き、花器が炭に埋もれる胴木間で200時間以上かけて焼成しています。赤松薪の灰が花器に降り積もり、粘土を溶かして自然の釉薬となっています。 信楽の土味と変化に富んだ自然釉の景色が見どころです。 枝ものや草花を生かす花入れです。
林檎灰釉の鉢。 林檎の木灰から仕立てた釉は、青白色から青紫色を発色します。 登り窯だからこそ引き出される灰釉の美しさは、どんな料理も受け止めてくれる懐の深さを持っています。
花入れと同様の、信楽土の自然釉による片口酒器です。 これも200時間以上焼き込み、同じ景色は二つとしてありません。 硬く焼き締まった落ち着いた色合いはお酒をさらに旨くします。
草來舎の定番、林檎灰釉のプレート。 直径12センチの小皿から、15センチ、18センチ、21センチ、24センチのディナープートまでご用意。
楢灰から仕立てた深い色合いの瑠璃釉の土瓶です。 対流がよくお茶が美味しく入ります。 裏漏れしにくいのもポイントです。
林檎灰釉のスープカップとボウル。 スープカップは150㏄。ボウルはそれより少し大きめです。 スープではなくティーカップとしてもお使い頂けます。
緑釉五寸小鉢。 深い緑色と印花が華やかな印象の小鉢。
ここでご紹介した他にも、登り窯ならではの豪快な景色の自然釉の器、深い味わいの灰釉の器などを多数出品しますす。 皆様お誘いあわせの上ご来場頂き、ぜひ直に手に取ってご高覧頂ければ幸いです。
会期 2022年8月27日(土)~9月2日(金)
時間 10:00~18:00 (最終日16:00)
会場 画廊みゅーず
会津若松市中央3‐3‐7 tel 0242-24-6433
会期中作家在廊(9月1日を除く)