草來舎・名古屋展示会のご案内 終了致しました
※会場の写真は2019年のものです
昨年は新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言中だったため、名古屋での展示会を中止致しましたが、今年は感染対策を行いながら開催する運びとなりました。
しかし、感染拡大が続く中での開催ですので、商品や什器の定期的な消毒、私共の体調管理、手指の消毒などと同時に、お客様におかれましても、マスクの着用、入店時の手指の消毒にご協力いただけますよう、お願い申し上げます。
会期、開催場所につきましては、記事の一番下をご覧ください。
信州伊那谷の南端、泰阜村に、登り窯を築いて30年近くが経ちました。 泰阜村は陶土には恵まれていませんが、釉薬の原料となる草木や、窯の燃料となる赤松の豊富な自然豊かな村です。
私達はその泰阜の自然の恵みを生かしながら作陶を続けてきました。
林檎園の剪定した林檎の木、無農薬の稲わら、里山の間伐をして得た赤松、それらの灰から釉を仕立て、登り窯で三日三晩焼き込みます。
ガス窯や電気窯と違い、薪の炎をくぐった器は深い色合いを湛え、丈夫さも兼ね備えています。
日々の何げない料理や、野の草花などが似合う器。
鉢やプレート、マグやポットなどの日常の食器と、酒器、花入れなど約300点を展示即売致します。
林檎灰釉の鉢。 林檎の木灰から仕立てた釉は、青白色から青紫色を発色します。 登り窯だからこそ引き出される灰釉の美しさは、どんな料理も受け止めてくれる懐の深さを持っています。
三島の大椀。 小さなどんぶりとしても、小鉢としてもお使い頂けます。 三島は、お茶碗や鉢も出品します。
草來舎の定番、林檎灰釉のプレート。 直径12センチの小皿から、15センチ、18センチ、21センチ、24センチのディナープレートまでご用意。
松灰釉のポット。 注ぎ口には茶漉しも付いているので、日本茶や紅茶も淹れられます。
マグ各種。 マグはこの他にも10種類以上出品しますので、ぜひお気に入りを見つけてください。
2種類の土を混ぜてロクロで一気に挽きあげたカップ。 登り窯の炎の通りが激しい場所で焼き、窯変が付いた複雑な表情の器です。 焼酎呑として、フリーカップとして、様々な用途にお使い頂けます。
登り窯の真骨頂、自然釉の徳利。 鉄分の強い赤土を、釉薬を掛けずに登り窯に入れ、上のカップよりさらに炎と煙が逆巻く場所で焼き込みました。 窯の中で赤松薪の灰が器に降り注ぎ、自然と釉薬状になった自然釉、燠に埋もれて炭化した場所、見る向きによって全く趣が変わる楽しみの尽きない器です。 お使い頂くうちに、濡れた岩のような風情が増してきます。
焼締自然釉の大壺。 登り窯に3回ほど入れ直し、合計200時間近く焼き込んでいます。 肩から豊かに流れる自然釉、コゲ、窯変。 薪の窯ならではの迫力と存在感を是非直接ご覧頂ければと思います。
__◆工房草來舎・作陶展◆
会期 2021年5月11日(火)~17日(月)
時間 11:00~18:00 (最終日16:00)
会場 ギャラリー安里
名古屋市千種区末盛通1‐18 覚王ハイツ1F tel 052‐762‐5800 地下鉄東山線覚王山駅東口2番すぐ ミニストップ隣マンション奥
●作家在廊日 5月11日~16日 丸山 5月15日~17日 大越